エバンズ亜莉沙さんが見つけた、THE LABの「おもしろさ」

THE COMMON GLOBAL THE LAB HUB #01 ── 人と知識、素材とアイデアが交わる場所

9月28日、THE COMMON GLOBAL THE LABで、初めての「THE COMMON GLOBAL THE LAB HUB」を開催しました。

「Stop by. Talk & Drink.」

ふらっと立ち寄って、話して、飲んで、素材やプロダクトに触れる。

THE LABを起点に、人と人、知識と素材、アイデアと可能性が交わる場としてスタートしたTHE LAB HUB。

記念すべき第1回は、「エドウィン先生の特別授業」と題し、THE COMMON GLOBAL Founder兼Executive Creative DirectorのEdwin Kehが、YAK、WRINKLE-FREE、CO₂、CORN SOCKSなど、THE LABで紹介するテクノロジーや素材について紹介しました。

そして、そのオープニングを飾ったのが、エシカル・サステナビリティ領域で活動するエシカルコーディネーターのエバンズ亜莉沙さんによるSpecial Talk。

実はエバンズさんは、THE LABのプレオープンにも足を運んでくださっていました。

初めてTHE COMMON GLOBALを知ったとき、何を感じたのか。

THE LABが実際にオープンし、人が集まる場所になっていく中で、その印象はどう変わったのか。

そして、今回のHUBでEdwinと直接言葉を交わして、何を感じたのか。

THE LABを訪れ、実際に素材やプロダクトに触れてきたエバンズさんに、率直な印象を伺いました。

「こんなブランドがあるんだ」から始まった出会い

エバンズさんがTHE COMMON GLOBALを知ったのは、THE LABのプレオープンに招待されたとき。

それまでブランドについて詳しく知っていたわけではなかったといいます。

それでも、THE COMMON GLOBALが持つコンセプトや、素材、テクノロジーへのアプローチに興味を持ち、THE LABを訪れました。

環境や社会が大きく変化する中で、ものづくりにおけるテクノロジーもどんどん進化していますよね。THE COMMON GLOBALが取り組んでいることには、私自身初めて知る技術や素材も多くて。『こんなことまでできるようになっているんだ』という純粋な驚きと面白さがあって、もっと知りたいと思いました。

実際にTHE LABを訪れて、まず印象に残ったのは、意外にも「温かさ」だったそう。

LABという名前から想像する、少し無機質で実験的な空間。

けれど、そこで働く人たちの雰囲気はとても明るく、スタッフ同士も楽しそうにしていた。

「関わっている皆さんがすごく楽しそうで、エネルギーがある。最先端のテクノロジーを扱っているけれど、人の温かさがすごく印象に残りました。
科学やテクノロジーを扱いながらも、そこにいるのは人」

THE LABは、そんな人の存在を感じられる場所でもあります。

「着ているだけで、使いながら貢献できる」

そして、実際にプロダクトについて話を聞く中で、エバンズさんが特に驚いたものがありました。

その一つが、CO₂を吸着する機能を持つプロダクトです。

「環境に配慮した商品というと、素材や製造過程に目が向くことが多いと思うんです。でも、これは買った瞬間で終わるのではなく、着て、使い続ける中でも環境への貢献につながっていく。その発想が私にとってすごく新鮮でした。」

環境への配慮を掲げるプロダクトは、今では決して珍しいものではありません。

オーガニック素材やリサイクル素材など、さまざまな選択肢が生まれています。

その中で、エバンズさんが感じたTHE COMMON GLOBALの面白さは、「環境に良い」という言葉だけでは説明しきれない、テクノロジーそのものの面白さでした。

もし街中の人がこういうTシャツを着ていたらどうなるんだろう?って、思わずその先を想像したくなる。サステナビリティを“我慢”ではなく、“面白い未来”として想像させてくれるプロダクトだなと思いました。

そしてもう一つ、強く印象に残ったのが、コーヒーの副産物から生まれた素材。

「コーヒーかすを堆肥化しています」と聞くこともあれば、コーヒーかすを素材の一部として再利用する例もあります。

けれど、コーヒーかすからオイルを抽出し、それを糸へとつなげ、プロダクトにする。

その発想には、

「できたんだ、そんなことが」

という純粋な驚きがあったそうです。

それは、環境に関心がある人だけに届く話ではありません。

むしろ、普段そこまでこのテーマについて関心がなかった人にも、

「それ、どういうこと?」
「コーヒーから服ができるの?」

と、思わず聞いてみたくなる。

エバンズさんは、そこにTHE COMMON GLOBALの大きな可能性を感じていました。

「面白い」が、人から人へ伝わっていく

実際にTHE LABを訪れたあと、エバンズさんは友人や知人にTHE COMMON GLOBALについて話す機会があったそうです。

そこで気づいたのが、興味深い変化でした。

もともとこの領域に関心がある人だけではなく、そうではない人も、

「CO₂を吸収するTシャツ?」
「木と同じような働きをするの?」
「コーヒーから糸ができるの?」

と、興味を持ってくれた。

「サステナビリティに関心があるかどうかに関係なく、純粋に『それ何?』『どういう仕組みなの?』と人に話したくなる面白さがあるんですよね。実際に友人に話してみても、CO₂を吸収するTシャツやコーヒーから生まれる素材には、みんなすごく反応してくれて。難しい説明からではなく、“面白い”という好奇心から入れることって、すごく大切だと思います。」

それはTHE LABが目指すコミュニケーションにもつながっています。

難しい技術を、難しいまま伝えるのではなく。

まず「なんだろう?」と思ってもらう。

そこから素材に触れ、話を聞き、知っていく。

THE LABは、そんな「好奇心の入口」になれる場所なのかもしれません。

Edwinとの会話から見えてきた、まだまだ知らないこと

そして今回のHUBで、エバンズさんが改めて感じたのが、Edwinの持つ知識の深さでした。

プレオープンの際は多くの人が集まっていたため、ゆっくり話す時間はなかなかありませんでした。

けれど今回のHUBでは、Edwinと直接話をする時間が生まれました。

そして、その時間を過ごしてみると、

改めて感じたのは、一つの素材や技術だけではなく、その背景にある環境や産業、人の暮らしまで、すごく広い視点で捉えている方なんだということ。私自身、日本に古くからある自然と共生したものづくりについてお話ししましたが、一見対極に見える“昔からの知恵”と“最先端のテクノロジー”にも、実は共通する考え方がたくさんあると感じました。まだまだ聞いてみたいことがありますし、Edwinさんの持っている知識や視点が、もっと多くの人に届いたら面白いだろうなと思います。

実際、今回のHUBでEdwinが紹介したのは、YAK、WRINKLE-FREE、CO₂、CORN SOCKSという4つの切り口。

けれど、それでもTHE COMMON GLOBALが持つ技術や素材の話をすべて紹介できたわけではありません。

THE LABには、まだまだたくさんの「なぜ?」があります。

「地球」だけではなく、「人」も考える

エバンズさんがもう一つ興味深いと感じたのが、THE COMMON GLOBALが考える「より良いもの」の視点です。

それは、地球環境だけにとどまりません。

私たち自身の身体や健康、そして人間と自然との関係まで含めて考えている。

「私がすごく共感したのは、“地球に良いものをつくる”というところだけで終わっていないこと。人間の身体や健康、動物、自然環境も含めて、すべてがつながった一つの循環として捉えているんだなと感じました。私自身、サステナビリティって地球のためだけに何かを我慢することではなくて、私たち自身も心地よく、健やかでいられることが大切だと思っています。そういう意味でも、すごく共感する部分がありました」

今回のHUBでは詳しく紹介されなかったプロダクトの機能についても、Edwinとの会話の中でさまざまな話を聞いたそう。

素材がどこから来るのか。

どんな機能を持っているのか。

それによって、人の暮らしはどう変わるのか。

そして、その先にある環境や未来にどんな影響を与えるのか。

一つの服をつくることから、そんな問いが広がっていきます。

THE LABは、「知ること」から始まる

THE COMMON GLOBAL THE LABは、完成された答えだけを見せる場所ではありません。

素材を知る。

技術を知る。

実際に触れてみる。

人と話してみる。

そして、

「なぜ、こうなっているんだろう?」

「他にもっと良い方法はないんだろう?」

と考えてみる。

今回のTHE LAB HUBで生まれたのも、まさにそんな時間でした。

Edwinが話し、エバンズさんが問い、そこに集まった人たちが耳を傾ける。

時には笑いながら、時には驚きながら。

知識が一方通行で届けられるのではなく、会話の中で広がっていく。

その自然なやりとりこそが、THE LAB HUBのスタートだったのかもしれません。

「サステナビリティって、正解を教えてもらうことよりも、『これってどうなっているんだろう?』と興味を持つことから始まるのかもしれません。THE LABには、そのきっかけになる素材や技術、そして人がいる。ここで知った“面白い”が誰かに伝わって、そこからまた新しい会話やアイデアが生まれていったら素敵ですよね」

エバンズさんがそう話してくれたこの言葉の先には、THE LABがこれからつくっていく新しいコミュニケーションがあります。

服を見るだけではなく、素材を見る。

商品を選ぶだけではなく、その背景にある技術を知る。

そして、誰かに話したくなる。

THE LABから生まれた「おもしろい」が、人から人へと広がっていく。

その先に、また新しい問いやアイデアが生まれていく。

THE LAB HUBは、そんな循環のための場所として、ここから続いていきます。

THE LABから、世界へ。

〜エバンズ亜莉沙 / Alisa Evans 〜

エシカルコーディネーター

1994年生まれ。米国オレゴン州での生活と地球一周の旅を経て、2015年より人と地球にやさしい暮らしをライフワークに。サステナビリティディレクションやPR、MC、モデルなど多岐にわたり活動。NHK WORLD 「Ethical Every Day」 番組MC。日本の絹織物の物語を辿るドキュメンタリー映画『森を織る。』では初の監督・主演を務める。
フジテレビ 「ミラクルビト」-未来を創る人- 出演。
アースデー エバンジェリスト, 一般社団法人エシカル協会 コーディネーター, ELLEスタイルインサイダー, 他

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